秋季高校野球県大会(第143回北信越地区高校野球県大会)の組み合わせ抽選が1日、新潟市の新潟テルサで行われた。今大会は参加69チーム(84校)で村松高校と有恒高校が欠場する。6日に開幕し、決勝は23日、三条パール金属スタジアムで行われる。上位3チームが北信越大会(10月10、11、17、18日、富山・富山市民球場ほか)に進出する。
今回は、これまで夏休みに開催されていたシード校を決めるための1次予選が行われなかったため、シード校を設けない「フリー抽選」が実施された。
その影響もあり好カードが初戦から組まれた。独自大会の新潟県高校夏季野球大会優勝校・中越高校が初戦の2回戦で昨秋の県大会ベスト4・新潟産業大学附属高校と対戦する。中越高の本田仁哉監督は「緊張感があるスタートになる」と話した。新チームは夏季大会で本塁打を放っている渡辺恵多内野手(2年)が中軸に座り、投手陣の一角にも名を連ねる。新潟産大附高は、夏季大会は3回戦で敗れたものの、主戦・西村駿壮ら主力の2年生が残る。
「総力戦になる」。同準優勝・日本文理高校の鈴木崇監督は、秋の戦い方をこう話した。1年生の長距離砲、田中晴也外野手がクリーンアップに座る。投手陣は6枚とコマが豊富だ。初戦は新潟南高校との対戦。
昨秋の県大会覇者・北越高校は初戦、新潟青陵高校、1、2年生に力のある選手がそろう新潟明訓高校は新発田南高校と対戦する。夏季大会のメンバーが残る村上桜ケ丘高校は新津工、1、2年生主体のチームづくりをしてきた帝京長岡高校は2回戦からの登場で、高田商業高校・糸魚川白嶺高校の合同チームと糸魚川高校の勝者と対戦する。
なお、新潟県高等学校野球連盟は球場への入場者数の上限(各球場で異なる)を設定した上で、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じながら一般客の観戦を決めた。
入場料は大学生以上600円、高校生100円、中学生以下無料。開門は原則第1試合の1時間前。観戦者は下記の要項を遵守すること。
●入場者はマスク着用。適宜、手洗いや手指消毒を行う。スタンドでは間隔を開けて観戦、拍手での応援や大声での声援は慎む。
●入場券購入前に検温・手指消毒を行う(入場券販売場所付近)。体温が37.5℃以上の場合は入場不可。
●入場券購入の際に「入場者連絡先」の記入済み用紙を提出する。「入場者連絡先」の用紙は各球場で用意しているが、当日記載は混雑も予想される。用紙は県高野連ホームページ(https://niigata-hbf.jp/)からダウンロードできるので、事前の記載を推奨する。
●小学生、中学生、高校野球部員(3年生含む)は、検温・手指消毒の後、入場口にて学校名、氏名、電話番号等を記入して入場。高校野球部員は部員証も提示すること。
●学校関係者(校長や教職員)は、正面受付には検温・名簿に必要事項を記載後、入場する。
※県高野連は厚生労働省の新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のインストールを推奨。