第4回女子硬式野球新潟大会開志学園高校が初優勝

野球 2021/04/27
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text : matsushima satoshi
松島 聰

2021年4月24日(土)、25日(日)、新潟市内で新潟県女子野球連盟が主催する第4回女子硬式野球新潟大会が行われ、開志学園高校が初優勝した。

 

昨年はコロナ禍で中止となったこの大会は、当初9チームが出場する予定だったが、新型コロナウィルスの感染拡大により、25日から東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に3回目の緊急事態宣言が発出されるという状況で、3チームが欠場をすることになった。

 

24日、みどりと森の運動公園野球場、白根野球場で行われた1回戦、2回戦を勝ち上がった侍(埼玉・クラブチーム)、平成国際大学(埼玉)、作新学院高校(栃木)、開志学園高校(新潟)の4チームが25日、みどりと森の運動公園野球場で準決勝、決勝を戦った。

 

開志学園高は、2019年夏の全国高等学校女子硬式野球選手権で優勝している作新学院高と準決勝で対戦。
1点をリードされた直後の3回ウラに3連打で満塁にしたあと四死球も絡めて6点をあげ、逆転。投げては先発の遠山が6回を1失点に抑え、開志学園高が7対1で勝ち、決勝に駒を進めた。

 

作新学院 0 0 1 0 0 0  1
開志学園 0 0 6 0 1 0  7
※大会規定により6回で終了。

 

決勝は、3対1で侍を破った平成国際大と開志学園高の顔合わせ。
初回、平成国際大は2死1塁3塁と先制機を作ったが、もう1本が出ず無得点。対する開志学園高は、3本の長短打を固めて3点を奪い、主導権を握った。
先発の柳沼は制球を乱す場面もあったが、的を絞らせない投球で6回を1失点。最終回を水口が締めて、開志学園高が5対1で平成国際大を下し、初優勝を決めた。

 

平成国際 0 0 0 0 0 1 0  1
開志学園 3 0 0 0 1 1 ×  5

 

2日に行われた第22回全国高等学校女子硬式野球選抜大会決勝で履正社高校を破り、全国の頂点に立った開志学園高校がこの大会でも安定した力を見せた。コロナ禍の大会とあって、喜びを爆発させるシーンはなかったものの、笑顔で表彰式に臨んでいた。
最優秀選手は、決勝戦で3安打1打点の活躍をした齊藤栞選手。優秀選手は、決勝でツーベースを放ち、唯一の打点を上げた平成国際大の金満選手が選ばれた。

 

最優秀選手に選ばれた齊藤栞選手

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