第52回北信越高等学校新人バスケットボール選手権大会が、2月13日・14日に長岡市のシティホールプラザ アオーレ長岡他県内3会場で行われ、女子は新潟県第1代表の開志国際高校、男子は同第2代表の帝京長岡高校が優勝。開志国際高は2年連続3回目、帝京長岡高は2015年以来2回目の頂点に立った。
なお、この大会の模様はネットでライブ配信され、2021年3月31日までアーカイブで全32試合を視聴できる(有料・通期1,000円税別)。
詳しくはHOISPOLIVE ホイスポライブ。
https://hoispolive.jp/
鵬学園高校(石川1位)との決勝は第1・3・4Qが同スコア。第2Qの点差がそのまま試合結果となる苦しい戦いだったが、センター瀬川怜奈(2年)やケガから復帰の亀田樹里(2年)がリバウンドをはじめ体を張ったプレーで踏ん張り、エース堂脇さち(2年)の3点シュートも効果的に決まり、粘り勝った。伊藤翔太監督は「何かに依存したプレーはしたくない。個の力も大事。現状維持はしたくない。新しいことにどんどん取り組んでいきたい」と、夏の全国総体(インターハイ)向けてさらなる戦力・戦術向上に余念がない。
今年の全国総体は、北信越5県と和歌山県に分かれて北信越総体の大会名称で行われる(7月24日~8月24日)。バスケットボール競技は女子が新潟市(8月10日~15日)、男子が長岡市(7月25日~30日)で開かれる予定で、今大会は全国総体の運営テストも兼ねていた。新型コロナ感染症の広がりで県をまたぐ移動が発生する地域ブロック大会の多くが実施できないでいる中でも北信越が開催できたことに、伊藤監督は「ゲームを作ってくれた協会の方々、(運営の)先生たちに感謝したい。こういう経験を無駄にしないよう、子どもたちに伝えたい」。
目指すのは地元での全国制覇だ。
男子の帝京長岡高も地元開催の全国総体を前にして力が入る。3週間前の県予選決勝で開志国際高に1点差(64-65)で敗れていた。前半はその時と同じシーソーゲームが続いたが、次第にオフェンスリバウンドで優位に立ち、第3Qの半ばには相手に4分間以上も点を与えないなど、宿敵にきっちりリベンジした。「オフェンスとディフェンスがいい形で絡んでくれた。ディフェンスで(相手に)苦しいシュートを打たせて、いいリズムで戦えた。これ(優勝)を一つの足がかりにしてインターハイでまた上位を目指したい」(柴田勲監督)
新潟県代表校を含む大会全試合の結果は最後尾に掲載。