夏の甲子園中止について〜新潟県高野連会長会見

高校野球 2020/05/20
新潟県高等学校野球連盟 富樫信浩会長
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text : satoshi matsushima
松島 聰

日本高等学校野球連盟と朝日新聞社は、5月20日、「第102回全国高等学校野球選手権大会」(8月10日から16日間、甲子園球場)の運営委員会を開催し、同大会と出場49代表を決める地方大会の中止を発表した。新型コロナウィルスの感染拡大から、選手、関係者、観客などの安全と健康を守るための決定。その後行われた理事会は、運営委員会の決定を承認した。

 

これを受けて、同日、新潟県高等学校野球連盟・富樫信浩会長が会見を開いた。

 

「先ほど、日本高等学校野球連盟の会長から、第102回全国高等学校野球選手権大会及び第65回高等学校軟式野球大会の中止について連絡がありました。(中止の決定については)大変残念に思っています。

ただ、新型コロナウィルス感染防止のため、致し方ない結論なのかなと考えています。

インターハイなど高校生の部活動の全国大会が中止になっている状況で、感染拡大の押さえ込みに向けて社会全体が動いている中で、この判断は受け入れざるを得ないと考えています。

甲子園出場という夢を持って、野球に打ち込んできた、特に3年生の部員たちにとっては、あきらめきれない判断であるとは思いますが、こうした社会情勢であることをしっかり理解して、次のステージに向けた準備をしていただきたい。これまでの積み重ねは、今後の人生に必ず生かされるものと考えています。

また、各校の指導者の皆さんには、中止の決定を受けて、野球部員の心のケアをお願いしたいと考えています」と苦渋に満ちた表情でコメントを読み上げた。

 

新潟独自の代替大会の開催について問われると、「学校がまだ始まっていない状況で、やるとも、やらないとも言えない。学校や部活動がどのくらいで、以前と同じ状態になるのか誰にも分からない状況で、『思い』だけで動くわけにはいかない部分がある」としながらも、「野球部員が一生懸命やってきた思いは受け止めたい」として、「県教育委員会、関係機関と連携し、現場の意見も聞きながら、あらゆる可能性を探り、理事会で決定していきたい」と答えた。開催時期については、「進学、就職など3年生のその後のスケジュールを考えると、9月開催は現実的でない」とした。

 

3年生の野球部員にメッセージをと聞かれると、「メッセージをと言われても、なかなか…」と言いよどみ、込み上げる思いをこらえながら、言葉を絞り出していた。

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