一般社団法人日本スポーツマンシップ協会は1月24日、日本スポーツマンシップ大賞ヤングジェネレーション賞に、新潟向陽高校野球部前主将の大滝和真さんを選出した。この賞はスポーツマンシップの普及啓発を目的として、今年、新設された。
選考の理由として、日本スポーツマンシップ協会は、―「尊重」「勇気」「覚悟」を兼ね備えたスポーツマンとしての心構えを主将研修会で学び、スポーツマンシップに関する話を細かく理解した上で、自分自身の腹落ちした言葉としてスポーツマンシップを盛り込んだ選手宣誓は、メディアでも大きな話題となった。大会中もスポーツマンシップの精神を発揮すべく、チームの主将として全力で努めた。この気づきや野球というスポーツを通して身につけたスポーツマンシップをこれからも生かしながら、今後さらに大きく飛躍していくことを期待したい(同協会WEBサイトより)―としている。
なお、日本スポーツ大賞はラグビーワールドカップ2019日本代表チームが受賞した。
<大滝和真主将の宣誓文>
宣誓。私たち高校球児は、野球を愛しています。
今、この舞台に立つことができているのは、今まで支えて下さった家族、仲間がいたからです。
高校では野球を楽しむことを学び、新しいことに挑戦することを学び、失敗経験を生かすことを学び、そして、戦う以前に、日頃の大切さを学びました。私たちは、スポーツマンシップに則り、フェアプレーに徹し、試合後は良き勝者、良き敗者を目指します。相手、仲間を尊重し、どんな困難にも立ち向かう勇気を持ち、私たちの野球を愛して下さった全ての方々に感謝し、最後の一球まであきらめず、プレーで恩返しすることを誓います。新時代・令和は私たち高校球児が作っていきます。
令和元年7月6日 選手代表 新潟県立新潟向陽高等学校 野球部 主将 大滝和真